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アスリートフードマイスターの資格で食事から選手をサポート
1.「アスリートフードマイスター」という資格があります。ジュニアアスリートフードマイスターはいわゆる民間の資格なので、民間の団体が独自の審査基準を設けて任意で与える資格です。そのため、誰でも資格取得を目指すことができます。
アスリートが自己管理のため、アスリートの奥さんや保護者などが、家族の食事管理のために勉強する目的で取得するケースが多いでしょう。選手に教えたり、管理をしたりという、スポーツ栄養のプロとしての資格としては社会的評価は高くありません。
スポーツ愛好者はもちろん、プロのアスリートが最適な結果を残すために、いつ・何を・どのように食べたらよいかを学ぶプログラムです。
この資格は2013年に田中将大投手の妻である里田まいさんが取得したことでも認知度を高めていますが、アスリート本人だけではなく、アスリートを支える家族が「スポーツのための食事」に関する知識を深めるとともに、これまでプロスポーツ選手しか享受できなかった知識を、わかりやすく誰でも学べるプログラムとして注目されています。
例えば、地域のスポーツクラブの指導者やクラブ生の保護者が、スポーツに励む子供たちの食のサポートのために取得するといった事例も少しずつ増えています。
試合前の適切な食事や、競技別・年齢別の食事方法、疲れを残さないための食材選びといった内容に関して、より具体的かつ効果的なサポートが可能となり
ます。
2020年の東京オリンピック開催を控え、全国の市町村で世界に通じるアスリートの育成・強化といったものが行政の目標として掲げられています。
民間プログラムとして生まれた「アスリートフードマイスター」ですが、成長期の子供たちの食育を支えるという目的とも通じ、普及によってさらに強いアスリートの誕生にも貢献できるのでは、と期待されています
■2.カリキュラム(4コマ x 1.5時間)
アスリートフードの基礎知識と理論を身につけるためのコースです。
一般のスポーツ愛好家の方に実践して頂きたい、アスリートフードの基礎知識や理論を中心に学び、身につけた理論を、自分や家族の食生活に役立てることを目指します。
アスリートフード学 1.5時間
フード・チョイス 1.5時間
フード・プランニング 1.5時間
アスリート・レシピ 1.5時間
アスリートフードマイスターコース
■カリキュラム(8コマ×1.5時間 + 検定試験)
ジュニア・アスリートフードマイスターコースで学んだ「スポーツのための食事学」の基礎知識と理論だけでなく、身体機能・生理機能までも理解し、個々のアスリートに合わせた食事のアドバイスができるようになることを目指します。
スポーツ栄養(1) 1.5時間
スポーツ栄養(2) 1.5時間
トレーニングと食事 1.5時間
アスリートフード・リスクマネジメント 1.5時間
身体の機能 1.5時間
アスリートフード・コミュニケーション 1.5時間
アセスメント実践(1) 1.5時間
アセスメント実践(2) 1.5時間
アスリートボディケア・セルフトレーナーコース
■カリキュラム(4コマ×1.5時間)
アスリートへの理解を深めるために、身体の機能や構造を知り、ボディケアの基礎知識と技術を学ぶコースです。
身に付けた知識・技術をご自身や家族のケアに役立てることを目指します。
アスリートボディケア学(座学) 1.5時間
セルフストレッチ(実技) 1.5時間
セルフトリートメント(実技) 1.5時間
コアトレーニング(実技) 1.5時間