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トレイルランニングの旅に出て走りながら楽しむ方法

1.トレラン旅行に出かけよう!
トレイルランニングは「遊び」の要素が大きいランニングスタイルだと思います。ここではトレイルランニングの魅力を高める「遊び」の要素とともに、いろいろな楽しみ方を紹介しましょう。

長期の休暇がとれたら、普段から行き慣れているフィールドではなく、遠くのフィールドに旅行を兼ねて出かけてみましょう。ひとりでもいいし、気の合う仲間とでもいいと思います。

訪れたことのないフィールドを走ることほど、楽しく贅沢な時間はありません。車や電車、バスを使い、毎日違うフィールドを堪能してください。


ご近所の土手や公園でもトレラン気分
わざわざ山へ出向いて本格的なトレイルを走ることだけが、トレイルランニングではありません。みなさんの身近な場所にも意外とトレイルランニングを楽しめるフィールドがあるはずです。

たとえば森林公園や土手などでもいいわけです。オンロードではなく、未舗装路を走るだけでも、気分は充分にトレイルランニングでしょう。

とくにお勧めするのは近くの裏山を走る「裏山トレラン」です。身近な裏山を走ると、さまざまな発見があります。ちょっとした小径を分け入っていくのも興味深いものです。

身近なフィールドは、ちょくちょく出かけられるので、四季の変化だけでなく、日々の自然の変化も味わうことができます。昨日までツボミだったのに今日は開花している、午前中雨が降ったからカタツムリがたくさん出てきているな、などなど、小さな発見がたくさんあることも楽しみのひとつです。

ただし、登山道と同様、散策されている方や自転車など、ほかのスタイルで楽しんでいる方とのすれ違いや追い越しには、充分注意してください。

ここでもマナーやモラルをしっかりと守って楽しみましょう。

古道や街道、寺社仏閣を訪ねる
「箱根旧街道」や「熊野古道」など、街道や古道と呼ばれる歴史の道も、トレイルランニングのフィールドとして楽しめます。

現在までこうした道の残っている部分は、比較的山間部が多く、しかも走りやすい道となっています。古の修行僧や飛脚、旅人の往来する姿を想像しながら走ると、普段とはまた違った感覚を味わえるはずです。自らも旅人になった気分で、ぜひ街道や古道を走ってみてください。

たとえば、世界遺産の熊野古道、長野県や岐阜県に一部残る中山道などは、代表的なフィールドとしてあげることができます。途中で神社や仏閣を訪れたり、路上で仏像や道祖神などに出会うことも魅力のひとつでしょう

野湯や滝を楽しむ
火山列島である日本は、全国各地に温泉が湧き出ています。温泉地周辺のトレイルを走ったあとに入浴施設で温泉を楽しむ、これは王道の楽しみ方でしょう。

トレイルランニング・トリップの締めは、温泉と決めていますので、入浴施設もよく利用します。ただ、私が好んでするのは「野湯」を見つけて、トレイルランニング中にも楽しむ、というスタイルです。

地図やガイド本などで、まずは野湯を探します。ルートの途中に野湯があれば、これはまさに極上のルート。大きな楽しみとなります。

また、滝などの景勝地も魅力的なスポットです。有名な滝はもちろんですが、山中でふと出くわす名もないような滝もまた味わいがあります。

ほかにも楽しみ方はたくさんあるはずです。みなさんもそれぞれの楽しみ方を、ぜひ追及してみてください。


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