ランニングをはじめようとしている人が必要なことを紹介
1.ウォーキングやランニングは、その気になれば、いつでも、どこでも、手軽にできるスポーツです。たとえばテニスや野球など、もちろん楽しいスポーツですが、まず場所や道具が必要ですし、相手やチームメイトも必要になってきます。その点、ウォーキングやランニングは、靴とウエアさえあれば、自分のスタイルで楽しむことができるし、扉を開ければ外はすべてフィールドです。
しかし、ウォーキングやランニングにも弱点がもちろんあります。 それは、単調なスポーツだということです。テニスのように、変化に富んだボールが飛んでくることはなく、ひたすら自分の行く道を、歩いたり走っていくわけです。
ゆえにウォーキングやランニングをはじめたものの、直ぐに飽きてしまうなんてことにもなりかねません。けれども、今、女性をはじめウォーキングやランニングを楽しもうという人が、年齢を問わずどんどん増えています。
その理由は、やっぱり健康でいたい、自分のカラダをシェイプアップしたいという願いと、自分なりのライフスタイルを送るための選択肢として、ウォーキングやランニングが認知されてきたからではないでしょうか。
「走ってみようかな」という気持ちになるには、自発的な動機がなければならない。
その動機はさまざまで、よく聞く動機は健康上の理由やお洒落を楽しみたい女性などはダイエットのため、また中高年に入り、体力の衰えを感じたときなどである。
最近、急激に増えているのが、20代の女性。彼女たちが走る理由は、「アクティブに身体をシェイプしたい」というものである。これは、単に痩せたい、といった従来の女性にあったダイエットだけが目的ではなく、「スポーツする自分」という「女性像」への捉え方の変化が特徴である。
スポーツすることはスポーツする環境に自分を置く、自分を持ってゆく、という能動性や計画性がなければできることではなく、その意味では「女性のスポーツに対する進化」が明確に見え始めてきている。
スポーツ(ランニング)するためには、時間をつくり出す→場所を探す→着替え→用具を準備→走るという行動をしなければならない。
時間に追われて生活する現代人にとっては、なかなかこの行動に自分を持っていくことはむずかしいのが現状である。
はじめた頃はがんばり過ぎる傾向があり、夕方残業があっても夜中に走るなど、無理してしまう人も多くいます。これでは仕事の疲れと相まって、翌日に疲れや精神的なダメージを残すことになるでしょう。
そしてこれを何日か続けると、気持ちの方が先に折れてしまい、運動するのをやめてしまうことだってあります。 そこで、比較的に時間が取りやすい休日を利用し、カラダを動かすことからはじめるのをおすすめします。
本来、ウォーキングやランニングの効果を考えたとき、毎日20分以上、できれば30分から40分行うのが理想になりますが、基本は無理をしないことです。 そして、運動すること自体にカラダを慣れさせてから、徐々に「休日だけ」→「休日プラス平日1日」→「休日+平日2日」というように、平日も実行していけばいいわけです。
あとは「月曜日は週始めなので歩かない」という風に、やらない日を決めておくのも良い方法です。これだけで気持ちが楽になるでしょう。 そして、2日に1度とできるだけ3日に1度、という感じで規則正しく行うことです。 マラソン選手にとって走る事は、規則正しいものを通り越し、食事のように当たり前の事になっています。
そのように生活の中にランニングを溶け込ませることができれば、続けることはもちろん、ランニングの楽しみが何倍にもふくれあがるでしょう。
そして、このランニングの楽しさと歓びを発見するためには、身近に経験者か仲間がいることが大切である。
気持ちを共有できる仲間がいると相談ができたり、ペースの共有ができたり、達成感を共有できたりと、一人だと、つい持ってしまいがちな孤独感や疎外感がなくなるまた、仲間のなかに経験者や自分より上級者がいると、大会の様子や練習、道具の選び方や情報など、知らないことを気軽に教えてもらえる、という利点と安心感が得られるのである。
2. ランナーになる計画として最初の3ヵ月にやるべきこと
●まずは走ってみること
●走りの道具を知る(ウェア/シューズの選び方/アクセサリー類)
●走り方がいまいちなら正しい歩き方をマスターすること
●自分の身体的な特徴を知ること
●自分の身体的弱点を知ること
●身の丈に合ったランニングを覚える
●走りで使う身体の部位を理解する
●止まることは当たり前、と考えること
●1回のランニングは25分以上できるところまで走る
●週3回のランニングで2ヵ月間を1クールとする(習慣化)
●身体の手入れを覚えること(疲労を解消することが故障を防ぐので疲労の解消方法を身につける。アイシング/ストレッチング/入浴/マッサージ法)
●身体の構造を理解して補強方法を覚える
●ランニングで消費する栄養素と摂取すべき栄養素を理解する
この3ヵ月間の練習でランニングすることの基本はマスターできるだろう。
ランニングすることが定着し、使った身体の手入れ方法や食事の摂り方、補強方法が身につく頃には45~60分のランニングができるあなたがいるはずだ。
6分30秒/kmのスピードで45~60分間のランニングができるということは、6.9 ~9.2kmは走っていることになる。
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