目次
- 1.雑学・豆知識特集
- 2.迷ったらどっちが正解?
マラソンの目からうろこ的な雑学・豆知識特集
遅い人でも優勝できる種目はなに?
優勝とは無縁の遅さを誇る人でも、ある種のマラソン大会で優勝の可能性が出てくるかも。走る前にゴールタイムを申告しておき、時計を持たずに走って申告タイムにどれだけ近くなるかを競うマラソンがある。これぐらいかな-? なんて思いながら走るから、ある意味ドキドキのレースに。
世界最高のマラソンは何?
このマラソン最高! といえるのは、最高所を走るエベレストマラソン。
山頂ではないけどエベレストのベースキャンプがスタートなので標高5,356m。下り基調のレースでゴールも3,446mある。場所が特殊で高山病になりやすいので、出国してスタートラインに立つまで約2週間かかる。
1回しか開催されない大会は
空港が開港する直前、高速道路が開通する寸前など、舗装路が完成して正式運用になる際にイベントのひとつとして行われることが多い。ただし同じ所での開催実績がないため、給水が間に合わなかったり、アクセスが悪かったりと、違う意味で思い出に残る大会になる可能性も。
レース1回でどれだけ減量できる
神奈川の「人間塩出し昆布マラソン」では、スタート前と後の体重差が多い人が優勝。ゴールまでの2時間の間に5キロ、または10キロ走って、汗をかいたりトイレに行ったりして体重を減らす。真夏の大会だけに水分が抜けまくり、減量1等賞は約9キロ。
子供はマラソン禁止
子どもの発達障害を防ぐため、満18歳以上で高校生不可となっていることが多い。しかしケニア、エチオピア、中国ではジュニアも記録され、2014年のドバイマラソンを2時間4分台で優勝したのはエチオピアの18歳。またホノルルマラソンの参加資格は満7歳以上となっている。
メロスはほんとうに走った?
太宰治の小説『走れメロス』で主人公は友人を救うために一生懸命走ったはず。しかし、小説内の地名や時間の記述から推測すると、初日と最終日に走ったとされる約39キロは、
歩く速度で移動していた模様。タイトルの「走れ」は、「歩かずに走れ! 」という意味だったのかも。
マラソンのギネス記録は速さだけじゃない
マラソンのタイムは当然として、20ポンドから100ポンドの重荷を背負った場合のタイム、親子や夫婦の合計タイム、年齢別のタイムなどがある。ほかに参加者数世界一、女性だけのフルマラソン参加者数など、マラソンだけでも認定される項目は多岐にわたっている。
過酷すぎるマラソン
過酷すぎる大会は、極点で開かれるマラソンに決まり。北極マラソンと南極アイスマラソンがあり、ともにマイナス30度の中を走るため、うかつに肌を露出できず、給水所には水の代わりに熱いスープが用意してある。特殊な場所ということもあり、輸送費や食事を含めた参加料は、100万円を超える。
国内フルマラソンは年何回開かれる?
公認のフルマラソンに限れば2014年で75回、未公認の大会も含めると約200回以上開催されている。参加資格が一番厳しいのはびわ湖毎日マラソンで、フルマラソン2時間半以内の公認記録が必要。1946年に始まったので、現存する日本最古のマラソン大会でもある。
速く走るVS長く走る
いきなり速く走るとケガのトラブルに
ビギナーが陥りがちなのは、学生時代のイメージによる過信や、やる気のハイペースランです。その日は走れてしまったかもしれないが、筋や膝などへジャブのように後から利いてきてしまうこともあります。
大会などでタイムをあげることを目標にするにせよ、まずは長く走れるようになることが軸であることを肝に銘じるべきです。「漸進性の法則」といい、筋力の発達や身体技術の向上は一足飛びに成長するものではなく、徐々に負荷をかけていった先に形成されます。当面の目標設定としては、まず長い時間、長い距離とするのが鉄則です。
静寂VS人ごみ
ランニング後は不特定多数の人との接触は避ける
適度なランニング後は心地よい疲労感が爽快さを誘うが、実はカラダは意外にもダメージを受けています。一般的にランニング後2時間は免疫力が低下しているため、カゼにも感染しやすくなるといわれています。
また汗をかいた状態をそのままにしておくと、体温の低下にもつながります。仕事仲間と職場周辺で…などでは、その後飲み会に出かけたり、満員電車に乗ることもあり、カゼの感染リスクが高まってしまう可能性もあります。
水VSスポーツドリンク
電解質の入ったスポーツドリンクを摂る
スポーツ中の水分補給は欠かせないが「水」は避けよう。汗により不足した体内の電解質を補う必要があります。脱水症状の際に水のみを摂取すると、過度な電解質不足に陥り危険な状態になることもあるので注意です。
ウォームアップVSクールダウン
怖いのは運動中のケガ
寒い日の動きだし、久しぶりの運動、準備運動不足での競技など、筋肉が固い状態でいきなりスポーツの動作に入ると思わぬケガを招いてしまうことがあります。ウォームアップとは寒さを凌ぐためのものではなく、筋肉を温めるためのもの。季節を問わずしっかりとウォームアップすることが何より大事です。
食前VS食後
体重の減量よりもカラダのプロモーションを重視
食前に走ってしまうと、集中力が保てないことはおろか、最悪貧血などを起こしてしまうこともあります。逆に食後であれば、血糖値が十分保たれているので、そういったリスクはなくなる。ただし、食べた直後は避けましょう。
マシンVSコース
景色がかわることで、モチベーションがUP
室温が保たれた場所でのランニングも魅力的ですが、景色が変わらないことで「飽き」がくることが心配です。「外はまだ走れない」というコメントはむしろ逆。コースを走ることで景色の素晴らしさ、季節の移ろい、毎日出会う人とのコミュニケーションなど変化に富んだ刺激があります。
速いペースVS遅いペース
ビギナーはオーバーベースになりやすい
自分の中でペースを作れていないビギナーは「速く走らないと」という意識が強く最初からペースを上げてしまいがち。また人に見られていることもあり、大通りほどペースを上げる人も少なくありません。これではカラダに対し間違った負担を与えてしまうだけでなく、自分自身が楽しめるスポーツへと昇華させることが難しくなります。「マイペースを作る」ことこそビギナーの最初のステップです。
会話をしながらゆっくりと
楽しいから続けられる。それに勝る媚薬なし。最初は仲間とのコミュニケーションの場として、会話できるペースでゆっくり走る方がいいです。楽しさから継続は生まれます。
20km/日を1日VS4km/日を5日
トレーニングで1日だけ長く走っても「食い溜め」はできない
大きな効果は望めない!
1日で20km走りきってしまうより、4kmを毎日5日間に分散し20km走る方がトレーニングの質としてはいいです。つまり食い溜め、寝溜めはないということです。無理のないペースで毎日継続できる距離を走ることがベストです。毎日が無理なら休日ごとにでもいいですが、とにかくスポーツにおいて「急に」「一気に」を避けることは鉄則だということを覚えておきたい。
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