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1. スポーツ選手の引退という選手生命の終わりは種目により違う
選手の寿命はスポーツ種別によって長い・短いの差があります。それ以外にも引退時期は個人によって様々です。怪我や故障で引退を余儀なくされたり、体力的な衰えもあるでしょう。
スポーツ選手にとって自分の選手生命がどこまで持つのかは大切になってくると思います。
選手生命が終わってしまえば、当然待っているのは引退だからです。選手生命が終わるとはどのようなことを指すのかと言うと、大きく分けて二つあると思います。
①怪我による選手生命の終わり
②年齢からくる選手生命の終わり
怪我の場合、どんなにスポーツを続けたくても続けられない状況があり、その時は急に訪れるのだと思います。
よく、これから成長して行くと期待していた矢先に怪我をして引退というケースをよく耳にします。これはとても辛いことだと思います。
これから頑張ろうと思っていたわけですから、それができなくなってしまう悲しみは計り知れまれせん。
そして2つ目の年齢による選手生命の終わりは、どのタイミングで自分が納得するかがポイントになってきます。
納得しないとなかなか難しいかもしれませんが、もうダメだと思えるかによって周りの対応も変わってくるかもしれません。引退を促した方が良いのかどうか、どの時でも本人に周りがいう場合は嫌なものです。
基本的に平均値をとれば格闘技系および瞬発力系のスポーツは、短命になることが多いです。
いわゆる消耗の激しいスポーツです。
そこに技能によってカバーできる余地の有るスポーツは、場合によっては息の長い選手もけっこういます。
格闘技でも、ボクシングは年間の試合数をかなり制御すれば、40近くでも頂点に立つ選手がいます。
ゴルフに至っては、かなりのベテランでも活躍できる数少ないスポーツ。いわゆる技術と経験が大きくものを言う種目ですね。
投てき種目も、活躍年齢はあまり若くありません。
共通するのは、若くして一線に飛び出し、トップ選手として活躍した場合は著しく短命(30未満)に終わるケースもあり、逆に25を過ぎて一線に出た選手は、30半ばまで活躍できる場合もあります。早熟か晩熟かという違いかもしれません。
生涯に受けたダメージの大きさ(量)が問題なように感じます。
テニスにおいては、以前は40ちかくまで一線で活躍した選手もかなりいましたが、ボールスピードが速まり格闘技の様相を呈してきた現在では、選手の消耗度が激しく、30ちょっとで引退を余儀なくされているのが現状です。
選手生命の短い理由を大まかに挙げると「体力的問題」そして「資金的問題」が出てくると思います。
フィギュアスケートの選手にもピークもあれば、選手寿命もあります。
その選手寿命なのですが、基本的には
女子シングル<男子シングル<ペア≦アイスダンス
・・・とされていることが多いと思います。
その年齢を具体的にいえば
女子・・・10代後半~20代前半以降
男子・・・20代前半~半ば位まで
ペア・・・20代後半~30代
アイスダンス・・20代半ば~後半
だと思います。
上記を見ると特に女子選手の選手生命が短いかと思います。
では何故女子選手の選手寿命が短いのか。
それは体形変化も理由に挙げられると思います。
10代で体形変化が起こる前という時期は比較的ジャンプが跳びやすい時期です。
何故なら思春期を迎える前の、小さくて軽い体の方がジャンプを跳ぶのに有利だからです。
そういう意味では肉がついたり背が伸びた女子選手は、そうなる前よりもジャンプを跳びづらくなり、悩む選手もいます。
しかし、フィギュアスケートはジャンプだけではありません。
経験を積んだトップ選手は若い選手には出せない風格、艶、質の高いスケーティングスキルを兼ね備えているので、上記で挙げた体形変化を乗り越えた…となれば、その後にしっかり成績を残す選手もいると思います。
ただ、体形変化を乗り越えた後のピークも20代前半くらいまでが多いかと思います。
そういった面で体力的に負担がかかる…なので、このように人間としては若いのに引退するといった選手が見られるのだと思います。
ただ、必ずしも全員が上記のようなわけではありません。
鈴木明子選手のように比較的ピークがくるのが遅い選手もいます。
そのあたり選手によってそれぞれだと思います。
一方の男子選手については、高難度のジャンプが跳べる筋肉がつく頃がピークだと思います。
それが20代前半頃~20代の半ばくらいだと思います。
トップ選手は20代の後半にさしかかるほどまで頑張る選手もいますが、年齢を重ねるごとに体が硬くなり、体力面でも衰えてきます。
なので、そういった面で体の維持が難しいと思います。
続いて資金面についてです。
フィギュアスケートをするにはリンクの使用料、コーチ料、衣装代、靴代、家族やコーチの遠征費・・・などかかりますし、更に専属トレーナーをつけた場合そ
の費用もかかりますし、バレエのレッスンや陸上トレーニングなどを取り入れるなどする場合もレッスン代がかかります。怪我をした場合はその治療費も自己負
担となります。
コーチ料については一流コーチとなれば年間1000万あるいは2000万を超えるとされています)
また、振付料(数十万~100万程度。衣装代については一着30万前後かかります。
靴代については1組30万円でそれが年間で4~5回くらい履きつぶすので年間120万~150万くらいかかるかと思います。
遠征費についてはこれは海外遠征の回数および場所によって異なるかと思います。招待選手や各国スケート連盟から派遣された選手には、主催者から交通費や宿泊費が出ますが、帯同するコーチや家族の分は自己負担しなければなりません。
それらを踏まえて計算すると一流選手となれば相当な費用がかかります。
その額は年間で2000万は超えるとされています。
スケート連盟から強化費が出るにしても年間200万程度とそれもほんのごく一部です。スポンサーがつくならそれなりのバックアップがつきますが、それを実費となればなかなか難しいものだと思います。
このような体力面、資金面あらゆる部分を踏まえてフィギュアスケートは1シーズンやり遂げるだけでもなかなか大変な競技だと思います。
そういったあらゆる部分から考えて難しい。
なので比較的選手生命が短いスポーツなのだと思います。
2.おもなスポーツ選手の平均引退年齢です。
水泳 21歳
サッカー 26歳
ラグビー 29歳
プロ野球 29歳
ボクシング 30歳
大相撲 32歳
競馬騎手 38歳
プロレス 42歳
スポーツ選手の選手生命は短いです。
せいぜい40歳くらいには引退する分野が多いような気がします。
オリンピック競技をみても、高齢になっても現役でできるスポーツは限られています。
その後は、後進者育成のための指導にあたる人も多いようですが、まったく違う道に進む人も多いですね。
指導者になる人は、現役時代にある程度の実績がある人が多いようです。
選手としてと、指導者としてスポーツに関わっていくのは、違いが大きいと思います。
あきらかに後者のほうが難しいような気がします。
スポーツの世界も、結果が全てです。
結果を出して、勝たなければ生き残れない、厳しい世界です。
この厳しい世界で戦っていくのは、選手も指導者も同じですね。
きっかけは、そのスポーツが好きで始めた人が多いと思います。
しかし、実際に何らかの形で、ずっとそのスポーツに関わっていけるのは、ごく少数のような気もします。
選手生命が終わっても、同じスポーツに関わっていけるということは、ある意味幸せな生き方かもしれませんね。
スポーツ選手は当然選手生命が限られている時間しかありませんし、その中でも活躍できる期間は非常に短いものでしょう!
たくさん稼いでいる人はごく僅かなハズです。 活躍した選手は、能力を活かしてテレビ中継の実況や解説をしています。後に監督やコーチになる選手もいるでしょう!
でもそういう恵まれた人はさらにごく僅かです。タレント活動をする人もいますが、そんな才能がある人は、さらに一部だけです。
毎年宝くじに当たっているような年棒ですが、節税対策をしても、発表している年棒からザックリ税金を取られるわけで、引退後も選手時代と同じレベルを維持していける程の貯金はないのです。
スポーツ選手が引退後、飲食店をやることが多いですが、その贅沢は出来ないまでも、店を出せる程度にはある貯金で、何かに賭けるのですが、スポーツに専念していたために知識があまり無い人もいます。
そこで、不特定多数のお客さんが来る飲食店に手を出すのです。 他の商売と違って、原価(元手)が30%程度で済みますし、とりあえず毎日、日銭が入ります。「繁盛できるかも」と思わせるものがあるんですね。でも現実はそんなに甘くはなく、なんだかんだで、引退後はいちばん多いのは「会社員」のはずです。
プロ入りのときも引退するときも注目されない人のほうが多いからです。そういう人は解説者にはなれませんし、堅実に生きていくしかないでしょう。
人数を考えなければ、この世に存在する職業のほとんどじゃないでしょうか。大学で取得した免許を活かして教師になる人もありますし、タクシーの運転手になっている人もいます。
芸能人もいれば、ホストクラブの経営者という話も見たことがあります。漁師という人もいたように記憶します。
たしか家業でしたけど。はなやかな職業に就く人はほんの一部で、ほとんどの人は、ふつうの人生を歩んでいるはずです。
平均値であり、必ずしもこの年齢まで生きれるという訳ではありません。
このランキングを見る限りでは共通点が分かりませんが、何かの意味があるのでしょう。
1位 中長距離ランナー 80.2歳
2位 剣道 77歳
3位 ボート 76歳
4位 ゴルフ 74歳
5位 ラグビー 73歳
6位 柔道 72歳
7位 水泳 71歳
8位 スケート 71歳
9位 短距離 70歳
10位 登山探検 70歳
11位 馬術 69歳
12位 サッカー 68歳
13位 射撃 67歳
14位 野球 66歳
15位 体操 66歳
16位 レスリング 66歳
17位 ボクシング 61歳
18位 自転車 57歳
19位 相撲 57歳