目次

東京を走って楽しくなるおすすめランニングコース|東京北地区

1.六義園・旧古川庭園 8km
大和郷で江戸、明治の面影をしのぶ山手と下町が共存するコース
人気度2
走りやすさ3
アップダウン1

駒込→旧古川庭園→吉祥寺→六義園(往復)


駒込周辺は大和郷といい、多くの豪邸が建っていた。緑が多く閑静な住宅街である。山の手と下町が共存する都心とは思えない場所。旧古川庭園の坂は道も広く走りやすい。上中里まで下り、かけ登るのもメリハリがある。元の道を戻り六義園を通過し本郷通りを進むと、吉祥寺で折り返し.六義園に戻って大和郷を探索ランニング。六義園は1.2kmの周回ができるので、ランナーに人気があるスポット。ちなみにさくらのソメイヨシノはここが発祥の地だ。


アドバイス
旧古川庭園から上中里へ向かう道は、アップダウンがきつい。歩行者も多い。逆に朝と夜はランニングやウォーキングする人が多い。駒込駅から徒歩10分の距離に東京染丼温泉SAKURAがある。


2.東京スカイツリー・両国国技館 12km
高さ日本一のタワーに向かっていち早く新名所を走りぬこう
人気度2
走りやすさ3
アップダウン1

押上→亀戸天神→両国国技館→東京スカイツリー


日本最大の高さの塔を目指して走るコース。東京スカイツリーは週末には多くの見物客が集まってくる。この地域は日に日に街並みが変わっていく。その様子を観察しながら走るのもおもしろい。日にちを変えて定期的に走ってみよう。
亀戸天神は名前の通り、亀がいっぱい。立ち寄ってしばし癒されるのもよいだろう。錦糸町から両国を抜けると、そこには力士の姿がチラホラ。すると両国国技館が見えてくる。隅田川を横目に道沿いを走ると左は浅草、右はスカイツリー。
東京に住んでいてもなかなか目にしない風景だ。新名所周辺をいち早く走ると、自分にとっての新たな走りが見えてきたりして新鮮だ。


アドバイス
押上駅から亀戸、両国を経て東京スカイツリーに向かう道は平坦なので走りやすい。
自転車が多いので注意。それでも両国付近は車も少なく、走り抜けるのは最高。押上駅近くにさくら湯がある。


3.上野公園・不忍池 8km
幕末や歴史も大いに学べる都内屈指のランニングスポット
人気度5
走りやすさ4
アップダウン2

上野→上野公園→寛永寺→護国院大黒天→弁天堂→旧岩崎邸→不忍池→西郷像


上野公園と不忍池は、都内屈指のランニングスポット。早朝から走るランナーのほか、ラジオ体操を楽しむ人も多い。
リフレッシュできるくつろぎの空間だ。さらに上野公園は、幕末を学べる場所でもある。上野戦争(戊辰戦争の戦闘の一つ)が勃発し、彰義隊が戦った。徳川家とゆかりの深い寛永寺もその場となった。有名な西郷隆盛像もある。
上野といえばさくらであるし、上野動物園も有名。また谷中七福神の大黒天や弁財天もコース上にある。池之端の鴎外荘は文豪。森鴎外が住んでいた場所。ここで「舞姫」を執筆したといわれる。池之端には三菱創始者・岩崎弥太郎の旧岩崎邸もある。走りながらさまざまなことが学べたり体験できるコースだ。走り終わってもよいし、温泉で汗を流してもよい。


アドバイス
上野公園や不忍池の周辺は、週末は人出が多い。公園内は広いので走りやすい。寛永寺から大黒天は道幅が狭い。温泉の鴎外荘は文豪・森鴎外ゆかりの宿で、池之端にある。


4.谷中・千駄木・根津 7km
下町の観光名所「谷根千」の雰囲気にひたりながら練り走る
人気度5
走りやすさ2
アップダウン3

日暮里→開成高校→東覚寺→谷中銀座→千駄木→根津神社→谷中霊園


いまや観光名所として週末になると多くの観光客でにぎわう「谷根千」。谷中・根岸・千駄木はそれぞれに特徴があって見所も多い。日暮里から西日暮里へ抜けると、富士見坂(冬の晴れ間に富士山が見える)や開成高校がある。田端の東覚寺も見ておきたい。庶民的な商店街で知られる谷中銀座は食べ物がいろいろ。おいしいコロッケなども有名で、生ビールも酒屋で販売している。走り終わった後にちょっと一杯が楽しみだ。
谷中や千駄木の下町街では、特に裏道がオススメで、いろいろな発見ができる。
不忍通りの根津神社はつつじが有名。谷中霊園はさくらの時期には多くの花見客でにぎわうし霊園には徳川慶喜など著名人の墓が多いほか、天王寺大仏などもある。


アドバイス
田端までは車以外は人が少ないので走りやすい。アップダウンが多いが、谷中に戻ると道が狭い個所も多い、根津から谷中霊園は登り坂。銭湯の朝日湯は干駄木駅のすぐ近く。


5.浅草寺・かっぱ橋 12km
浅草から隅田川、大通りと修学旅行気分で下町情緒を走る
人気度5
走りやすさ3
アップダウン1

浅草→隅田川→明治通り→昭和通り→かっぱ橋


浅草寺をスタートに、またゴールにして下町情緒をたっぷり楽しみながら走ろう。隅田川から昭和通りまでは走りやすい。隅田川沿いては水上バスやアサヒビールの泡のオブジェを横目に見ながら、川の風を一身に受けなから走ろう。
明治通りと昭和通りは大きな通りで、交通は激しいが、道かわかりやすい。明治通りを左に曲がって昭和通りに入る。まっすぐ行くとJR上野駅。かっぱ橋以降は、独特な街並みを楽しみつつペースをゆっくりと進めよう。町を練り走るという気持ちで.浅草周辺に戻ったら、雷門から浅草寺までクールダウンしながら修学旅行気分で歩こう。周辺には異空間の花やしきもある。最後は浅草寺でお参りして、ランニングを終了しよう

アドバイス
隅田川沿いは信号もなく走りやすい。明治通り、昭和通りは歩道の自転車に注意。
かっぱ橋からは道は狭いが人は少ない。雷門から浅草寺の間は歩こう。銭湯は浅草ROXまつり湯がある。


6.飛鳥山公園内・都電荒川線 8km
日本最初の公園の起伏を感じ取り、懐かしい都電沿いをひた走る
人気度3
走りやすさ3
アップダウン4

王子→飛鳥山公園内→都電荒川線→あらかわ遊園→小台(往復)


飛鳥山公園は、上野・芝・浅草・深川とともに日本最初の公園として指定された。徳川8代将軍吉宗によって、さくらの名所に仕立てられた。春の桜はまことに圧巻。コースは飛鳥山という名前の通り山であり、登りはかなりきつい。飛鳥山はプロボクシングの世界チャンピオンが数多くロードワークした場所としても有名。なるほどハードなのも当然か。
公園を存分に楽しんだら、今度は都電荒川線沿いを走る。趣が一変するのが醍醐味。路面電車にはめずらしい専用の線路がある。懐かしさを味わえるが、コース自体は平坦。あらかわ遊園は大正時代につくられた。近くにはもんじゃ屋さんもあって、古い街並みが続く。小台までは信号が少なく、町Runとしては快適に走れる。

アドバイス
飛鳥山公園は道が広くて走りやすい。登りが相当にきついので覚悟を。JR王子駅付近は人が多い。都電沿いは車がたまに通るが、クリアで走りやすい。飛鳥山公園付近に、銭湯のえびす湯がある。


7.水元公園 7km
都内最大級の公園コース。森林浴を浴びながら爽快な汗をかこう
人気度4
走りやすさ5
アップダウン1

金町→水元公園(周回)


水元公園では、公園内でなんとコースが約7kmもとれる。これだけのコース距離は都内最大級といってよい。走りがいがあるというものだ。公園内には、花菖蒲園、ポプラ並木、メタセコイアの森など自然が豊か。走っていて苦しさを紛らわせてくれる。高さ20mのポプラ並木が1.2kmも続く。その中を走るのは圧巻。気持ちをハイにして、存分に走りぬけよう。公園内には自動販売機やトイレも多く、快適な走りをサポートしてくれる。
その他バーベキュー広場やドッグランなどもあって、さまざまに楽しめる。駐車場も大きく、24時間営業。工夫次第でランニングだけでなく一日楽しめる公園だ。周回だけでなく、自分なりのコースをつくっていかようにも楽しめる。

アドバイス
金町駅からはパスで水元公園前へ向かってもよい。バス停からは徒歩7分。金町駅からは水元公園までは1.5km程度の距離なので、駅からスタートもオススメ。公園内は広く、平坦。週末になると家族連れなどが多い。


8.亀有・柴又帝釈天 8km
両さんと寅さんの間を駆け抜ける観光スポットの昭和体験コース
人気度4
走りやすさ4
アップダウン2

亀有→柴又帝釈天→江戸川河川敷(往復)


観光スポットと言ってよいこの下町街道を走りこもう。まずスタート駅の亀有駅では人気マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんの銅像が出迎えてくれる。スタートして柴又まで進むと、今度は京成電鉄金町線の柴又駅では映画「男はつらいよ」の寅さん像が出迎えてくれる。柴又帝釈天にお参りして、「男はつらいよ」を体験。つぎは、寅さんが住んでいたとらやに向かう。ここでは、やっぱり草だんごがオススメ。
柴又からは矢切りの渡しの江戸川へ。渡し船は現在も運航中。江戸風景を楽しめる。河川敷はジョギングができるコースもあり、マイペースで走ることができる。マンガと映画や歌の舞台がいっぺんに味わえるコースを満喫しよう。


アドバイス
両津勘吉像の両さんの銅像からスタート。
矢切りの渡しの江戸川までは人通りが多いので、気をつけて走ろう。江戸川は河川敷。
銭湯のゆーとぴあ21は、JR亀有駅南口から徒歩1分にある。


9.荒川自然公園 2.4km
空中公園で街の風景を楽しむ1120mのジョギング周回コース
人気度3
走りやすさ4
アップダウン4

町屋→荒川自然公園〈南側エリア→北側エリア)(周回)


荒川自然公園があるのは、三河島水再生センターの貯水場。その上に公園ができているので、まさに空中公園だ。ところどころに橋が架けられている。
1120mの専用ジョギングコースもそこにあり、空中コースを走ることになる。
町の風景が見える高さなので何周しても飽きない。走っていると貯水場が見えたりする。ただしそれほど広いコースではないので、よそ見をして歩行者と接触しないように気をつけよう。公園の各ブロックにはアスレチックやストレッチなどができる芝生広場もある。家族がランチを食べていたりしている。日本庭園が南側にあり白鳥の池などがある。


アドバイス
ジョギングコースはそれほど広くないので、歩行者に配慮して走ろう。遊んでいる子供も多いので注意が必要。清水湯、カネカ湯など銭湯が駅前に数軒あるので便利。
都電荒川線が下町情緒をかもし出す。


10.尾久の原公園 8km
隅田川とトンボの生息地、下町と自然の中を走りぬけよう
人気度3
走りやすさ3
アップダウン2

田端→熊野前商店街→首都大学東京→尾久の原公園(2周回)


田端駅の貨物車庫や舎人ライナーの熊野前駅前の商店街は、昭和の雰囲気を醸し出していて懐かしい思いにさせてくれる。工場や古い街並み、大学キャンパスなど、いろいろな変化を楽しめるコースだ。尾久の原公園は荒川区唯一の都立公園。旭電化尾久工場の跡地として造成された場所だ。下町の街中にぽっかりと空いたところにあって、周辺の人たちの憩いの場となっている。湿地だった場所の自然が昔のままの姿で残されている自然味あふれた公園だ。池は数多くのトンボの生息地となっている。芝生広場、クローバーの広場、流れなどの施設が整備されている。公園を含めて、首都大学東京や隅田川など周辺を回ると、距離は約2kmある。2周してみよう


アドバイス
JR田端駅から熊野前商店街までは、車も人の通りも多い。ウォーミングアップとクールダウンで徐々に進むようにしよう。首都大学東京のキャンパス脇を通り過ぎた以降は、急に人も少なくなって走りやすくなる。




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