目次

旅先でのランニング、旅ランでしか味わえないこと

1.旅ランいつもと違うランを楽しみたい。こんな風に考えたことはありませんか?

その願いをかなえてくれるのが旅ランです。この旅には堅苦しいルールはなく、ふだん走っているコースを飛び出して、シューズを片手にどこかへ行くだけでOK。

そうすれはあなたの踏み出す一歩の先に、新しいランの世界が開けるはず!

旅ランとは…旅先で走ること。一般的には、ホノルルマラソンに代表される海外の大会に出場して走ることを指す例が多いです。

でも、そんなに遠くまで行かなくても大丈夫。日本のどこかの街でも、日帰りできるような身近な場所でも、それから出張のついででも、「旅ラン」はできます。

つまり、いつも走っている空間や日常を少し離れて、自分の気持ちが変わるような場所で走ることです。

旅ランの魅力とは食事、温泉、そして走らないと出会えない風景です。
出かけた土地ならではの食べ物、そして走った後に入る温泉がオーソドックスな魅力でしょうか。

初めての街に行ったときは、まず中心地をグルっと走ってお店を探してみるのがおススメ。いい雰囲気のレストランや居酒屋が見つかれば、「後で食べに来よう!」なんて流れになるはず。

何よりも「走ってよかった」
と思う瞬間は、歩くのでも、自転車でも、自動車でもなく、走るスピードだからこそ視界に入ってくる、風景や人に出会ったとき。

走るのって小回りが利くから細い路地にも入っていけるし、自分の身体が移動手段だから、いちいち駐車場所を考えなくても寄り道できる。地元の人と同じ目線で街を眺められるというのかな。
そうやって身軽に街をまわっていると、知らない街がどんどん身近になってきて、普通の旅ではめぐり合えないシーンと遭遇できるんです。

何を持っていけばいいでしょう。

必要なグッズが少なくていいというのが、ランニング人気の要因にもなっていますが、それは「旅」との相性もいいということ。旅行の準備をする際には、極力荷物を少なくするように頭をヒネリますが、プラスしなければいけない荷物が少ないのでお手軽に楽しめます。

夏だったらシューズとTシャツ、ハーフパンツ、ソックスだけでもOK。冬なら調整のできる薄手のジャケットやタイツ、グローブを加えましょう。

2.走るときの注意点
「汗」に気をつけてください。
旅ランの一番の敵は「汗」です。観光名所やお店に入ろうと思っても、汗ダラダラではどうしても気が引けてしまいます。

それを防ぐために着用するシャツを綿素材ではなく、速乾性に優れた素材のものにしましょう。高機能素材のシャツは、簡単に洗濯し、乾かすこともできるので荷物を減らすことにも。

また女性用のウエアは肌の露出が大きいものも多いので、ランナーの少ない場所を走るときには少しだけ注意&配慮が必要かもしれません。




Q、何をきっかけに始めればいいですか?
A,大会へのエントリー、または自分なりの目的を持ちましょう。地方や海外の大会にエントリーするというのが一番わかりやすいですね。最近はどの大会も工夫をして、地域色を打ち出すようになってきたので、走りながらにして観光気分を味わえます。

ただ大会に出なくても、自分なりの目的を持って走れば、それでもう「旅ラン」です。お賽銭をポケットに入れて京都のお寺を巡ってもいいし、中華街の肉まんとビールをごほうびに横浜まで走ってもいい。

仲間と「ラン合宿」を組むのもいいかもしれません。ランニング人口が増えて、色々なバックグラウンドを持つ人が走るようになった。あまり難しく考えずに、それぞれの個性や味をランにくっつければ、その人なりの旅ランが生まれるはずです。
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