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自分の言動をプラス思考に変えるだけでいい事ずくめ

1.自分の言動をプラス思考にもっていく
ビジネスで成功を収めている人には、明らかな共通項がある。それは一流といわれる人ほど顕著である。

その傾向は、彼らの言動のなかにネガティブなものがほとんどないということだ。彼らの発言には愚痴やいいわけの類がほとんどない。このことは、何もビジネスの現場に限ったことではない。彼らの言動は日常生活の中においてもプラス発想で貫かれていることが多い。

「運のいい人、悪い人」という表現を世間一般で使うことがよくある。たとえば、信号を渡ろうとすると、いつも赤になることが多い人がいるとする。この人は、自分のことを運の悪い人と思うかもしれない。逆に、いつも渡ろうとする信号は青の人がいるとする。この人は、きっと自分のことを「運のいい人」と思うに違いない。

しかしながら、多少の誤差はあるとしても、現実的に赤になるか青になるかは、ほぼ50%の割合である。運がいい人も悪い人も、実際はほぼ同じ確率で青になったり赤になったりしているはずだ。 では、何が違うのだろうか。

自分のことを「運がいい」と感じている人は、そのときのイメージが強く残っている人であり、運が悪いと思っている人は、悪かったときのイメージを強く残しているために「運が悪い」と思い込んでいるだけなのだ。

さまざまな出来事に出会ったときに、プラスに考えるか、マイナスに考えるか、つまり、自分がどのようにとらえるのかが大切になるが、しょせんは本人の心の持ちようだといえる。

しかし、この心の持ちようが、その人の行動面にまで影響を及ぼすとなれば軽視できない。

2.自分の言動をプラス思考に変えるトレーニング
マイナス思考の発言は、その人の潜在意識の現われでもあり、またそういう発言を繰り返すことで潜在意識は形成されてしまうのだ。

そこで、まず自分の言動をプラス思考に変えるトレーニングを行なっていくことをお勧めする。自分で意識してマイナス発想になるような言葉を使わないようにするのだ。誰かとパートナーを組んでトレーニングするのも効果的だ。

トレーニングを積み重ね、意識してプラス思考ができるようになれば、やがて潜在的な意識も知らずしらずのうちにプラスなものに変わっていく。まったく意識せずに、日常的にプラス思考が発揮できるようになれば、自ずから仕事はよい方向に進んでいき、思う以上の成果が得られるはずだ。

たとえば大会当日の朝、目覚めてから直前までの間にできるだけプラス材料を意識して集めるような努力してみよう。

「今日はいい目覚めだった」「いい天気だ」「交通手段の乗り継ぎがよかった」など、意識して自分の中に印象づけていくことで、「今日は自分のためにある一日のようなものだから勝てる」と思いこむという。

あとは道で募金やゴミ拾いなどをして、「今日はいいことをした」とプラスの材料をつくるようなことも大切。また、後輩などに練習中に無意識に口にしているマイナスの言葉があったら指摘してくれるように頼んで、プラス思考の回路づくりをすることも必要だ。


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