1.GPSランニングウォッチはラップもわかり効果的にトレーニング可能
マラソンのトレーニングをもっと効率的に、そして実力を確認したい人におすすめなのが、GPS搭載腕時計です。現在の走行距離やペースなどを瞬時に計算して表示してくれますので、インターバルなどのトレーニングにも最適です。機能は腕時計によって多種多様です。
時刻、ストップウォッチ、ラップタイムなど、従来のランニングウォッチで計測するものは当然として、どこを走った、ペースはどれだけなども表示・記録するのがGPSウォッチ。
GPS機能を利用するので距離表示がなくても距離がわかり、距離と時刻でペースを表示し、ラップタイムも自動で記録される。自動的に位置情報も記録されるので、帰宅してパソコンにつなぐと、マップ上に走ったコースが表示される。周回コースを走る場合は、スタート地点に来ると自動的にラップが計測される機種もある。
これならラップの数で何周回ったかわかるし、ラップボタンを押す手間もない。一度走ったコースをたどるときは、前回走ったときのデータと比べて何秒速い、何メートル先を進んでいるなどを、リアルタイムで表示する機能もある。1キロごとのラップ、その日の累積標高差など、マメな人でなくてもすべて自動で記録が残り、月間や年間の走行距離も出てくる。
だからレースのときも、距離表示を見てラップボタンを押す必要がない。 知らない土地を走っても、距離がわかる。レースペースを保って走ることができる。パソコンとつないで、どこをどんなスピードで走ったか記録を残せるなどあります。
とにかく練習が楽しくなるのでおすすめします。
あるとないとで世界が違います。
2.選ぶポイント
雨の中も走るなら防水性は30m以上、最大使用時間は丸1日ランを楽しむことも考えて、8時間は欲しい。電池はUSB電源から充電できて、クリップ式や、ベルト部にUSB端子を備えてつなぐだけの機種が便利。クレードルが必要なものは場所を取るし、遠征時に使いづらいかも
お店でチェックしたいポイント
電源を入れてすぐにスタートボタンを押せるか? なかには衛星の電波をキャッチしないうちは操作を一切受けつけない機種もある。また、液晶画面では文字の大きさや文字の形が適切で、コントラストが十分かどうかも確認しておいて。
操作性では動作がもたつくと操作にストレスがたまるので、直感でスイスイと操作できるのかなどチェックしたい。
機種あれこれ
入門機ならガーミン110または210が良いです。
210と110の違いは、210のほうが心拍計がセットであると言うことと、内蔵プログラムが新しい(具体的には、カロリー計算で心拍数を加味するということとアラート機能でオーバーペースを警告する)ことです。
110でも心拍計はオプションで買え、値段を気にしないということなら210で良いです。心拍計は本体(腕時計)と別に胸に装着することはどれも同じなのです。
判断基準の例
*心拍数が計れる。
*リアルタイムで何キロ走ったかが分かる。
*出来るだけGPS感度の高いもの。
*キロ何分かが分かる。
*女性の場合は、重すぎない。
また機種でGPS感度が変わると言うことは無く、またグーグルと連動して行跡図も得れます
*ビルドアップ機能
ビルドアップ走と言うのはペースを6分→5分30秒→5分フラットのように上げていくトレーニングすること…
それはどの機種でも可能です。
トライアスロン用
2014年現在、トライアスロンで便利に使えて、且つ40時間バッテリーというのは今のところありません。
トライアスロンで一番お勧めなのは、ガーミン910XT、またはその下の310XT。
910には気圧計が付いているのとスイム機能が強化されています。
ただ日本の公営プールは腕時計禁止なところが多いので本番でしか威力は発揮できないし、気圧計が付いていると却って数値(標高数)が乱高下するという話も。
カタログでの電池寿命はフル充電で20時間。
その好敵手としては、セイコーエプソンのSFシリーズでしょうか。
カタログでは毎秒捕捉(秒毎にGPS電波を拾う)で電池寿命30時間と謳っています。
また自転車パートでケイデンスも知りたい場合や、トンネルの多いコースの時に車輪の回転数で距離を測るケイデンス&スピードセンサーがあった方が断然有利ですがセイコーでは用意していません。
ただガーミンより軽くて電池寿命が長いのは物凄い魅力です。
またSUUNTOや登山用のGPSなら電池寿命50時間というのもあります。
3.スマホで記録をとる
GPSウォッチの陰に隠れがちだけど、ランニングの記録はスマホでも取れる。マップのリアルタイム表示ができるし、写真を写せるし、SNSにアップできるし、電話ができるなどと、スマホにしかできない機能力たくさんあるために、手放せない人が多い。
もちろんランニングにぴったりなスマホアプリには、地図と連動したもの、距離とラップをその都度音声で教えてくれるもの。
ランニングのリズムを音楽で教えてくれるものがある。記録を取りながら音楽を操作したりカメラを使ったりできるの? コーチングもやってくれるの? ラン終了時に即ツイートやフェイスフックにポストできるの?など、使いたい機能をもとに選んじゃおう。
記録をずっと保存したい人なら、データを外部に持ち出せるものだとアプリ開発が終了してもほかのアプリに乗り換えられるので安心。
4.日本生まれの心拍計付きランナー用ウォッチ
ランナーの必須アイテムといえばタイムを計る腕時計ですが、高機能な商品もたくさん発売されています。特に心拍数を計れるものは人気ですが、最初の発明は日本の企業によるものです。体と対話する腕時計。計時機能に心臓医学を取り込み、ランニングツールの画期的な利用効果を切り拓いた、日本が世界に誇る精密機器の匠の知恵です。
ランニング文化に新時代を開いた心拍計付きランナー用ウォッチです。
人が人に対して抱く思いは、頭の働きによる。思考回路が心臓にあるはずもないのですが、なのに、思いやりに富んだ人を「あの人はハートがいいね」なんて言ったりします。
心臓のたゆみない鼓動は、生命の実感に通じています。心臓の役どころは血流のポンプにあるのですが、熱き血潮といえば、情熱のイメージに重ります。
だから転じて、人柄の温もりにしろ、誠実さにしろ、ハート次第という表現になったのでしょう。
さて、ハートと時計の話に戻ります。
時計は、本来、読んで字のごとく時を計る道具立てである。時は、天地創造より以前、神代のはるか昔から悠久の未来へと続いているとりとめのない時を刻むだけの時計は、没個性で無機質な精密機器というにすぎない存在です。
それが心拍(パルス・脈拍)を計時にプラスして測れるようになって、時計の顔は一変しました。
心拍には個性がある。なにより、それは限りある命の証しなのです。そんな心拍を測ることで、無機質な時計に人格が生まれ、あったかで有機的な人間計器の側面が加わったのです。
世界に先駆け、栄えあるその1号機を誕生させたのは、誇らしいことに日本の技術だったのです。
時計史にエポックを画した製品は、ランニング文化に新時代を開くことにもなったのです。
「それまで計時という〈閉ざされた機能〉に安住していた腕時計が、計時以外の心拍を表示することによって、後の腕コンピューターの開発にもつながる〈開かれた腕時計〉に進化しました。
多機能デジタルウォッチのあるべき発展方向の一つとして商品化されただけに、外装素材やデザイン、さらにカラー化についても、世界の一歩先を行くねらいがあったみたいで、プラスチックケースの明るい色合いに、汗に強いナイロンマジックバンド。
装いはモダンで軽快なスポーツセンスにあふれていました。心拍センサーによるワンタッチ表示や計測確認のハートマーク点減にも、腕時計の斬新なファッション性が感じられました。
定番のアラーム機能やストップウォッチ機能、日常生活防水もさりげなく施されてもいました。しかし、なんといってもその一大価値が、ランニングのありようを革新する心拍計測機能にあったのはいうまでもありません。
「ランナーのため」という本物仕様の宛名書き商品としてあざやかなデビューを飾ったのです。
この記事を見た人は、下記にも注目しています!