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ワールドマラソンメジャーズ~6つのマラソン世界大会~

ワールドマラソンメジャーズ東京マラソンは、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティに続く、6つめのメジャー大会となりました。

この6大会にオリンピックと世界選手権を加えたシリーズを戦い、2年間を1シーズンとしてランキングを決定します。ランキングのトップには、50万ドルの賞金が贈られます。

それぞれコースや気象条件が異なるのでタイムは重視せず、順位が最優先。各大会の1位が25点で以下15、10、5、1点と5位までにポイントがつきます。ランナーは1年間で最低1レース、2年間で3レースを完走することが条件で、最大4レースまでがポイントの対象となります。

WMMは合計で、500万人以上の観衆を集め、2億5000万人がテレビ観戦し、30万人が応募して15万人が走り、8000万ドルのチャリティが集まる巨大ツアーだ。

そのシリーズに組み込まれるわけだから、世界のトップランナーが集うことになる

東京マラソン(Tokyo Marathon)は、2007年に始まった東京で行われるマラソン大会。2013年大会からワールドマラソンメジャーズに加入し、世界の主要なマラソン大会のひとつとなった。2011年大会には約30万人の応募者から抽選で約3万6千人が参加し200万人の観衆が沿道に集まるなど一大イベントとして隆盛する。

シカゴマラソン(Chicago Marathon)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで毎年10月に開催されているマラソンの大会である。制限時間は6時間で、世界のトップランナーや市民ランナー約40,000人が参加している。
コースが平坦で、世界記録が出やすくなっている。

ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)は、毎年11月第一日曜日にアメリカ合衆国のニューヨークで開催される、マラソン大会。
ニューヨーク市の5区すべてを通り、マンハッタンでゴールとなるコースである。約35,000人を超える完走者を誇る、世界最大のマラソン大会のひとつである。アメリカ合衆国においては、シカゴ、ボストンと並ぶ大規模都市市民マラソン大会のひとつである。

ベルリンマラソン (Berlin Marathon) は、毎年9月の最終週末にドイツのベルリンで開催されるマラソン大会である。
1974年に第1回大会が開催され、毎年約4万人のランナーが参加。主催は総合スポーツクラブのSCシャルロッテンブルクで、SCC-RUNNING Events GmbH によって組織運営される。
コースは平坦な市街地を貫きブランデンブルク門をゴールとする世界屈指の高速コースである。

ボストンマラソン(Boston Marathon)は、毎年4月にアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンで開催される、マラソン大会。1897年に開催され、近代オリンピックに次いで歴史の古いスポーツ大会で、2010年4月現在開催されているマラソン大会開催数では世界一。
誰でも走れるわけではなく、参加には参加資格タイムをクリアしている必要がある

ロンドンマラソン(London Marathon)は1981年以来ロンドンで毎年4月に開催されるマラソン大会である。一般的な42.195kmを走るマラソン大会ではあるが、通常の大会とは異なり巨大なスポーツの祭典となっている点が特色である。これは世界最大のマラソン大会である。

急変したマラソン市場
マラソンの高速化、マラソン市場の拡大に伴って、タレントの発掘、養成はシステマチックに変貌した。ケニアおよびその周辺国を中心に、野球のメジャーリーグ並みのスカウト網が形成され、ケニア各地の記録会には、欧米人の選手代理人(AR)や留学生を募集する日本人スカウトが集まり、一獲千金を夢見る大勢のケニアの若者がトライアウトに参加するようになった。ケニア西部の高地キャンプで選手育成が進む一方、受け入れる大会側でもレースの格付けが進んだ。

90年代以降の世界のマラソン大会を俯瞰すると、伝統と規模においてボストン・ニューヨークシティ・シカゴ・ロンドンがほかの大会を圧倒し、その下にロッテルダム・パリ・ロサンゼルス・ホノルルなどのマラソン大会が続くというピラミッド型のヒェラルキーが徐々に出来上がっている。

陸上競技連盟が主体でプロ活動に公然とは加われない日本のマラソン大会は、福岡国際のように伝統を世界的にも認められながらも、少しずつこうした序列からは外れていかざるを得なかった。
大会と選手を結ぶ役割を果たすのが選手代理人だ。

彼らの存在なくしてケニアの選手が世界各地のロードレースに参加するという発展がなかったことは間違いない。マラソン大会の格付けも、こうした「目利き」の介在があったからこそ進み、その格付けの象徴が2006年に始まった「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」である。

WMMはニューヨークシティ・ボストン・シカゴ・ロンドン・ベルリンの五大会の主催者が、オリンピック、世界選手権を絡めてグランプリを形成し、これらの大会での成績順位による獲得ポイントの勝者に、男女それぞれに50万ドルのボーナスを授与している。

ばらばらに発展してきたロードレースの秩序化の動きであり、四大大会を頂点に世界ツアーを展開しているテニスにヒントを得たという。日本の大会で初めて賞金を公表した東京マラソンも、2013年、男女の記録水準、参加者数、歴史、スポンサーなどの条件をクリアしてWMMに加わった。

日本のマラソンは世界の流れと一線を画してはいたが、大会の運営そのものは世界で常に高い評価を得ていた。日本陸連や主催新聞社の経験に裏打ちされたノウハウ、それに伴う放送局の実況技術に加えて、これほど沿道の熱い声援が期待できる大会は海外にはなく、マラソンランナーに対し日本ほど敬意を込める国もほかにはない。

海外の選手は日本のレースを走りたがるが、莫大な「商品価値」を持ったプロとなれば、そうした気持ちだけで出場レースは決められない。

たとえばロンドンマラソンは優勝者に賞金5万5000ドル、2時間5分を切れば10万ドル、コースレコードに2万5000ドル、世界記録更新に12万5000ドルといったさまざまな賞金を公表している。

世界記録を更新して優勝した選手は、これらをすべて積算して30万5000ドルを手にする(2014年)。このほかに出場料も代理人との間で話し合われている。日本の大会は東京マラソン以外はこうした賞金額を明らかにしていない。