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脅迫観念による過度な運動は摂食障害かも!?過食症を確認する方法

極度の運動は、体育館でよく見られる不健全な行動です。社会全般が、運動すること(エクササイズ)に高い評価を置くようになり、それ故に、マラソン、 トライアスロン、ウルトラマラソンなどが、異常人気を見せています。

何年もの間、過食症に悩んでいたことを公表したジェーン・フォンダが、運動は容認できる浄化行為であるという信念の元に、運動(エクササイズ)国を築き上げました。残念なことに、過度の運動は、スポーツ選手以外の拒食症や過食症に悩む人々に見られる強迫観念的一強制的行為と、 さほど大きな違いはないのです。

クッキーを一気に1袋食べ終えてから、ステーショナリーバイクを1時間こぐほうが、吐き出すよりもましだと、多くの人が考えているようですが、 どちらもコントロールのきかない暴食によるもので、浄化させなくてはいけないという不安や自責の念、そして罪悪感にさいなまれていることに変わりありません。

要するに、運動しようと吐こうと、両方とも病気の一歩手前、あるいは摂食障害の徴候であるということです。 選手が長い間、 問題を隠し通せるのは、 競技力を増すために行なわれる毎日のハードな練習が、絶好のウエイトコントロールの場となっているためで、強迫観念で行なっている行為も、チームのために、強い選手になるためにがんばっているように見えてしまうのです。

オーバートレーニングによる障害は、過度の運動がもたらすもうひとつの副産物です。健全な態度でスポーツに臨んでいるアスリートは、適度な休養と栄養がなければ、オーバートレーニングによる障害を招き、競技力も低下させてしまうことくらい熟知しています。もし、スケジュールの内容以上に運動することで、ゆがんだ食行動を打ち消そうとしている選手がいたら、その選手は、オーバートレーニングによる問題をかかえることになります。 
過度の運動は、摂食障害の危険要因である心理的、 肉体的変化に関係しているかもしれません。 


過食症を確認する方法
・常に食べたいだけ食べている:これは彼や彼女が大量の食べ物を短時間に食べることを意味しています (時にはお菓子や甘い物の場合もある)。 しばしば、他人に暴食だと気づかれないように内緒で買いだめをしたりもします。

・選手が自分の暴食行動を、コントロールできないと言う:その行動を自分自身でやめようと試みた時でさえ、彼らはやめることができないのです。

・暴食に加えて、决まって自分で積極的に吐いてしまう:これは暴食のすぐ後に、よく起こります。罪の意識からか、深い後悔からか、あるいは大量に食べた結果として体重が増えてしまうことを防ぐために吐く、と多くの人が報告しています。

・吐いてしまう代わりか、 あるいは吐くことに加えて、 下剤や利尿剤を使ったり、 厳しいダイエットをしたり、 力のいる運動などを行なう。スタイルと体重に必要以上に神経を使い、 体重と見かけに絶え間なく関心を持ちます。


ボディイメージからスポーツ選手の摂食障害が増加
「摂食障害の広がり」 は 「摂食障害に苦しんでいると答えた人数の%」であらわされると定義できますが、 過食症や拒食症に冒されている人々がその事実を隠そうとするため、確かな数値を知ることは大変困難です。

特に選手にとっては、こういった病気の発覚が、深刻な問題につながることにもなるので、隠そうとすることが多いのです。深刻な問題とは、たとえば病気の発覚によってチームメンバーからはずされてしまったといったことです。

選手の食習慣についての研究をしているケリー・ブロウネルのリサーチ結果では、たった1人の選手が摂食障害であると診断されたに過ぎなかったのに、なんと、その後2年のうちに、被験者の18%もの選手が、 正しい食生活のための治療を受けたではありませか!

最近の研究結果について、あまり満足できないことは、多くの研究で使わている評価テクニックです。 ほとんどの場合、測定方法はアンケート形式の記述法(PAPER-AND-PENCILSURVEYS)です。ケリーは、こういった自己中による測定法は、疑問点が多いと指摘しています。

つまり、 自己申告では、問題の範囲が現実よりも過小評価されてしまうと、彼らは訴えているのです。さらに、研究者は、アンケート方式だけに頼らず、 もっと他の方法、例えば、臨床インタビュー、電話調査、スポーツクリニックにある記録なども用すべきで、 それらを継続的に進めていく必要があると提案しています。

反対に、 いくつかの研究では、選手の摂食障害の数を逆に過大評価してしまっているものもあり、 それがますます混乱を招いています。

どの程度のものが摂食障害であるかを正しく見分けるためには、 インタビューや医学的チェックが必要になります。しかし、いくつかの研究ではアンケートだけに頼った方法をとっています。アンケート調査だけで研究を行なった場合深刻な摂食障害もそうでないものも一緒にしてしまう傾向があります。

深刻でない摂食問題とは、 たとえば、食べ物や自分の体重に対する異常な関心、間違った減量法の使用、崩れたボディイメージなどのことで、それらを深刻な摂食障害と一緒に考えてしまうことが、 現実の摂食障害人口の数値の誤差を生むのです。

摂食障害には至らないこういった授食間題を抱えている人口の方がすでに摂食障害になっている人口よりも断然多く存在します。そのため摂食障害そのものと、それ以前の摂食問題を抱えている人々をきちんと区別し、確かなデータを得ることが必要です。


スポーツ選手の小食が競技に影響!拒食症の確認方法
スポーツ選手の小食が競技に影響 拒食症や断食や食事制限といったゆがんだ食行動癖をもつスポーツ選手は、過度の運動をしてしまう人と同様、競技に支障をきたす傾向にあります。

もし体重減が著しいようであれば、その選手は、運動に必要なグリコーゲンが身体に十分貯蔵されていないに違いありません。 競技への影響はアスリートによって異なり、ゆがんだ食行動の重さにもよるのですが、行なっているスポーツの特性によっても異なってきます。

たとえば長距離競泳者のかかえる問題と、 飛び込みの選手やチアリーダーのかかる問題とが違うように、著しいカロリ一摂取不足は、それぞれの競技者に異なった問題を与えることになります。

小食(undereating)は健全なアスリートが強化合宿などでのハードトレ一ニング中にも起こりうる問題です。コロラドスプリングスにあるオリンピックセンターでのリサーチによると、選手の多くは、運動量(日々の練習回数、 練習強度) が増えた時でも食事の摂取量は増やさなかったとのことです。

1日のカロリ一摂取量は変わらず、根をつめたトレーニングによるカロリー消費量が増加してしまうと、多くの選手にカロリ一不足が生じました。彼らはいわゆる゛カロリ一低下状態″になっていたのです。

一言でいうと、中に入れるよりも外に出すエネルギーのほうが多かったのです。 研究者らは、 競技力低下はカロリ一不足が原因と考えています。 当然のことながら、以前、ゆがんだ食行動の経験を持つ選手の多くが、 この問題をかえていたようです。

拒食症を確認する方法
・体重が期待されたものより15%かそれ以上減る。
・ゆがんだボディイメージを持っている:例えば非常にやせている競技者が 「私は恐ろしく太っている」と言う。
・体重が増えることを恐れている:これは標準体重を下回つている人によくあるケースです。
・厳しい食事制限をしている:例えば、チームで出される食事を全く食べない、あるいはサラダのみ食べる。
・カロリーを燃やしたり、体重をコントロールするために過度の運動をする:食事と運動することを間違って結びつける。(例えば、うまくいかないダイエットの代わりに過度の運動をする、など。)